よふかしのうた、完結

ライフログ

20巻を持って完結したということで、少しこの漫画の話をしようかなと思います。

ことやま さんの漫画は僕から見ると、ぬるっとした感触があって、メッセージ性はあるようでないのかないようであるのか 読み心地がかなり良いと思っています。最近の漫画は何に対してだかわかりませんが、やたらメッセージ性を強調したり、特にバトルモノで感じているのですが、その世界観の戦闘能力 に関するルールがよくわからないです。ですので、日常系の漫画が良いのかと言われると、やはりその日常と言うものも作者によってはフォーカスする部分が違いますので、その日常とは誰のための舞台なのかと考えてしまうものもあったりします。

よふかしのうたに 関して言えば、非現実的な設定が盛られているの に対して人間はやや現実的なのかなと思ってはいます。強いて簡単に言えば、悪者が悪者であるということは、極端な犯罪者じゃない限り難しい人間性な気がしています。逆に良い人が良い人であると言うのもなかなかありえないのではないかと思ってしまいます。 適度にだめな部分があって、当たり前なのが現実の人間なので、その部分をコミカルに強調しているのがことやまさん なのかなと思いました。

完結前に、やや不穏な雰囲気が 漂っており、どういう結末になるのかが不安でしたが、読んでみたらことやま節と 言う感じでした。よかったなぁと感じる部分ではあるのですが、もし自分が最終回1冊分を19巻までで考えてくださいと言われたら、ああいう結末にはならないだろうなぁと思ってしまいます。なのでやはり何にしてもそうだと思いますが、 終わりよければ全てよし終わり方次第で全部のストーリーの色が決まるんだなと思いました。

僕が好きなキャラクターはあきらなのですが、 この理由はおそらくあきらは 自分のしたい事は極力できているはずなのに、1番したいことができていないような気がして、その部分にやや現実部分があるなと共感します。その1番したいことができていない人間が主人公の理解者と言うのもなかなかに良いキャラ配置なんじゃないかなと感じています。

ストーリー自体は最終話 で完結していますが、後書きまで読むと、このストーリーがまだずっと続く気がして、この先登場人物たちがどのようなことをしていくのか気になります。おそらく作中にリタイヤしたキャラクターがいましたが、そのキャラクターたちのことも踏まえての今後もずっと続くような気がすると言う 演出なのかなと思うと、読者に自由な選択肢を与えて 完結したこのストーリーはすごく優しいものな気がしました。

刺激が欲しい方にお勧めなわけがなく、落ち込んだときに読むような漫画でもなくただ。なんとなく手に取った時になんとなく良い話だなと思い出に残る良い漫画だと思いました。

余談ですが 自分が気に入っている作品の完結に立ち会えるということも当たり前ではなくなっていると思っています。作者が体調崩すこともありますし、自分自身が体調崩してしまうこともあると思います。好きな作品の完結が確認できるのはあとどのくらい続くのかなと考えると、少々センチメンタルな気分になったりはします。

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